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カリキュラム

自主的個別保育 『 感 覚 』

生まれた瞬間から子どもは自分の五感を使い、周りの環境に適応していきます。
今まで体得してきた情報を、感覚教具で分類・整理し、さらに洗練していく中で、わずかな違いに気づき、感動できる豊かな感性を磨いていきます。
感覚は体験のみによって発達し、それはやがて数学的な頭脳を育み、言語教育の土台を創っていきます。

"感覚"の教具
ピンクタワー

大きい立方体から小さい立方体まで順に積み上げます。視覚を通して大きさの違いに気づき、正しく積み上げた時の美しさを感じます。
積み上げる時の精神の抑制と鋭い観察力も養います。
茶色の階段

教具を目で見て、手で触って、2次元(高さと奥行き)の大きさの変化すなわち「太い」「細い」という概念を体験することができます。
円柱さし

大小、太細、長短、高低を目で見て、手で持って、大きさ感覚を通じて捉えることは、のちの算数教育にもつながります。
また、3本指でつまみを持つことは、正しい鉛筆の持ち方につながることや、円柱が10本セットになっているので10進法の基礎になるという狙いがあります。
長さの棒

目、つまり「視覚」を通して長さの違いをとらえ、順番にするグレーディングの操作を行ないます。「長い」「短い」といった感覚的な量、つまり「数値にはならない量」としてとらえていきます。
色付き円柱

寸法順に並べたり、直径を合わせて積み上げたりしながら、一連の円柱の変化に気づきます。積み上げた円柱全体の、幾何学的に秩序ある図形の構成を見て、感覚を養います。
色板(第一の箱・第二の箱・第三の箱)

色の濃淡を認識させる教具です。色彩感覚の発達を助けたり、美的感覚を養います。
二項式・三項式

木箱に赤・青・黒の立方体と直方体が入っており、二面が蝶つがいで開くようになっています。側面同士が同じ色になるように積んでいき、大きさの視覚を養います。
構成三角形

視覚を通して三角形を構成します。構成三角形には、正三角形、直角不等辺三角形、鈍角二等辺三角形が入っており、三角形の黒線を組み合わせることにより大きな正三角形ができることを学びます。
幾何タンス

木製のフレームに3種類(円形、正方形、さんかくけい)の図形枠と図形板が収まっています。図形版に対応するべた塗り、太線、細線の3種類のカードが付属します。形の区別、形の世界への導き、幾何学への導入、書く準備を目的としています。
幾何学立体

「幾何タンス」や触覚教具の後に位置づけられている、「幾何学立体」のおしごとです。円柱・立方体・円錐・球などの10種類の木製立方体から成り立ちます。触覚と視覚から形を認識する教具です。
実態認識袋

二つの袋をそれぞれ子どもと先生で一つずつ持って、先生が先に出した物と同じ物を中身を見ないで手探りで探します。立体の識別感覚の発達と、心象の能力を育てる教具です。
重量版

重さの違う3種類の木材の板が7枚ずつ木製の箱に入っています。目をつぶるか、目隠しをして、手のひらに乗せ、重さを比べます。
触覚版

触覚板の様々な触感の違いを楽しみ、触覚を発達させ、洗練させる教具です。手と腕の動きをコントロールしながら、書くための準備をします。
雑音等

赤と青が対になっている筒の中に米ぬか、砂、小石などが入っており、振ると異なる音がします(6種類)。耳のそばで振って同じ音を見つけます。特徴 音の種類の違い、強弱の違いに気づく。身の回りのものに対して興味を持ち、観察する力を育てていきます。

 モンテッソーリ教材

おしごとにはモンテッソーリ教材を使用します。教具、教材は『日常生活の練習』『感覚教育』『言語教育』『数教育』『文化教育』という5つに領域に分かれており、子どもたちの発達や興味に合わせて環境が設定してあります。また、教材は教師側が与えるのではなく、子ども達自身が選択します。子どもの主体性を尊重し、各々の発達や興味に合わせて自由に活動させることによって、子どもたちの自立心が高められるのです。職員は、定期的に園内及び外部の専門的な研修を受け、技術の向上に努めています。自園では、この教育法を取り入れ、就学児前には心身ともに自立し、「自分の事は自分でできる」事を目的とした成長発達を促していきます。

※モンテッソーリ教育とは イタリア初の女性医師として知られるマリア・モンテッソーリによって考案された教育法です。それぞれ発達段階にある子どもたちを援助し「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てる」ことです。この目的を達成するために、子どもを観察し、そこから得た事実に基づいて教育法を構成し、独自の体系を持つ教具を開発していきました。その教育法の正しさは、現代の大脳生理学、心理学、教育学等の成果によって証明されています。
参考URL:http://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/about.php